(1) 失われていく被爆体験の記憶と、残されるべき言葉。『八月の声を運ぶ男』柴田岳志監督インタビュー「生きてく上で“物語”が必要な時がある」 - (Page.8/10)

 
映画、インタビュー

──九野というキャラクターの描き方がとても難しそうですよね。少し間違えると意図したものと変わってしまうというか。

そうですね。被爆体験をテーマにした作品ですが、戦後81年経って当事者の方がどんどん少なくなってきています。そんな中で、この体験をどう伝えていくのかというのは切実な問題なんですよね。
本作の主人公のモデルとなったジャーナリストの伊藤明彦さんは、1970年代に「将来的にどんどん被爆者が減って、伝えることが難しくなってくる」ということを予想して、1,000人を超える声を集めていたと。

新着記事