『Mr.ノーバディ2』インドネシア出身の革新者ティモ・ジャヤント監督 アクションを「世界共通の言語」と語る”哲学”に迫る! - (Page.8/11)

 
映画

本作の制作にあたり、ジャヤントは撮影監督のキャラン・グリーンとともに、大胆にも全く新しいビジュアルを目指したという。前作が”冬の都市”を舞台にしていたのに対し、今作では真逆の“日差しと遊び心あふれるバカンス”をテーマに据え「孤独感を漂わせながらも、鮮やかで色彩豊かな世界を描きたかった。参考にしたのはヴィム・ヴェンダース監督の名作『パリ、テキサス』(84)。構図や色使いを研究し、我々の色彩設計にぴったりとはまった」と明かした。不朽の名作を参考にし、そこに自身のスタイルを徹底的に注ぎ込むことで、美しい映像と過激なアクションが共存した“ティモ・ジャヤント映画”へと昇華。

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