『Mr.ノーバディ2』インドネシア出身の革新者ティモ・ジャヤント監督 アクションを「世界共通の言語」と語る”哲学”に迫る! - (Page.9/11)
この大胆なアプローチによって、シリーズにはこれまでになかった新たな変革がもたらされたのである。
また、ジャヤントが最もこだわったのは、リアルで荒削りな素手の殴り合いだ。アクションを<世界共通の言語>と語るジャヤントは「“スタイリッシュに見せようとしすぎる”ことに疑問を持っている。闘いはもっと泥臭いものだ。それが美しさでもあるんだ」という独自の哲学に基づき、ぎこちなくてもリアルに見えるアクションを追求している。この泥臭さこそが、主人公ハッチ(ボブ・オデンカーク)のキャラクター像とマッチし『Mr.ノーバディ2』という作品へと結実した。
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