(1) すべての登場人物が愛おしい、ちょっとおかしな人生讃歌――映画『海辺へ行く道』横浜聡子監督・原田琥之佑・麻生久美子インタビュー - (Page.8/10)

 
映画、インタビュー

“言語化出来ない何か”みたいなことをどうやって匂わせるかということを常に考えてはいたと思うんですけど、映画のラスト近くで、麻生さんがどこを見つめるわけでもなく、なんとも言えない、どこに向かってるかわからないけど色んな解釈ができる豊かな表情をされていて、その余白がこの作品だなと思ったんです。このシーンは、シナリオではもっと前の位置にあったのですが、撮影していて、すごく映画のラストの気配が漂うシーンだなと感じたので編集ではグッと後ろにしてラストシーンの直前に持ってきています。

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