脱出サイコ・スリラー『異端者の家』プロダクトデザイナーに聞く「家具や壁紙が“ミスター・リード”のキャラクターに深みを与えていく」 - (Page.6/11)

 
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そうですね。意識的に“違和感のある美しいもの”を作りたいなとは思っていたのですが、監督・脚本を手がけるスコット・ベック&ブライアン・ウッズの2人がとてもスマートでセンスのある方なので、2人に委ねていれば良い部分が大きかったんです。ミスター・リードを最初から悪者――悪者という言葉もあまり使いたくないのですが、そうやって描いていませんでした。多面的な側面があるという描き方がスマートなんです。そして、そのミスター・リード自体の多面性と、家は連動しているとも感じました。

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