(2)オオタヴィン監督が<在宅緩和ケア>を描くドキュメンタリー『ハッピー☆エンド』で伝えたいこと 「食べる、歩く、笑う。すべてが奇跡だと感じてほしい」 / 他 - (Page.2/11)

 
映画

「良い話だったね」だけで終わってしまうと、観た人にとって自分ごとになりにくい気がしていて。だから今回は、あえて客観的に描くように心がけました。

――だから登場人物の感情を強調しすぎないんですね。

そうです。登場人物の誰かの感動を押し付けるのではなく、観た人それぞれが、自分の状況に置き換えて考えられるような構成にしたいと思いました。人によって病気の進み方も違うし、価値観も違う。だからこそ、他人の話がそのまま自分に当てはまるとは限らない。でも、選択肢を知っているかどうかで、大きく未来が変わることもある。

新着記事