(2)“犯罪者のファン”の心理を覗くスリラー『レッドルームズ』監督インタビュー 「この映画には100通りの解釈がある」 - (Page.9/10)
ですから、彼女のコスプレ体質は、生計を立てるために行っている仕事によってすでに確立されていたと言えます。しかし、ケリー=アンヌはアドレナリン・ジャンキーでもあります――ギャンブル、違法ビデオ、住居侵入など。ですから、映画のクライマックスは、彼女にとって当然の形だったと言えるでしょう。しかし、彼女の行動原理が曖昧であるがゆえに人々の心に残るのだと考えます。彼女は殺人犯に抵抗しているのか、それとも彼に近づこうとしているのか?
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