ニューヨーク・ハーレムの救急医療現場の緊迫感を描く…映画『アスファルト・シティ』ジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督インタビュー - (Page.9/11)
――私が今生きている世界からすると大変すぎる状況が描かれていますが、壮絶な環境の中で命を軽くは扱っていないというか、未来も感じられるような部分もありました。現場で取材をしていて、そういった希望が見える瞬間みたいなものがあったのでしょうか。
希望を見出せるというこのは人間の力だと思うんですね。システムが壊れていても、あらゆるコンディション悪くても、環境が厳しくても、何かしら希望を見つけて生きていけるというのが、私たち人間の力だと思うんです。私のデビュー作はコロンビアを舞台にしたドキュメンタリーだったですけれど、内戦状態のコロンビアで子供たちが力強く生きていく。信じられないような難しい状況でも生きていく力を見つけていけるというのが人間なのだと思います。
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