(2)【対談】黒沢清監督×『遺愛』酒井善三監督(2) 観客にまで押し寄せてくる狂気を描く[ホラー通信] / 他 - (Page.8/12)
そういう意味でこういうギミックは結構使っています。もちろん黒沢さんの『キュア(CURE)』も。カットが変わったら急に妄想が覚めていたり、そういうイメージはそこにもあるのでそれも参考にさせていただいています。
黒沢:撮ってる時は「これは現実、これは妄想」って割と明確に分けて撮ってらっしゃるものなんですか?
酒井:全く分けていなかったです。はっきりと分けてしまうとこの曖昧さみたいなものもなくなってしまうため、緊迫感というか精神的な圧迫感みたいなものも減るような気がしまして…。映像的には曖昧になるけれど、役者さんには全部本当にあったことです、という前提で説明して撮影しました。
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