無実の罪で収監されても生きることを楽しむ――『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』監督・脚本・主演マイケル・グールジャン インタビュー - (Page.8/12)

 
映画

――ピンチの時にも希望を見出すという姿勢が、この映画のテーマとも通じているなと感じます。チャーリー側の視点はもちろんですが、その他の人物たちの描写がとても丁寧で、例えば看守のティグランが上司からの命令でチャーリーを殴らざるを得ないシーンなどは、心からの苦悩が伝わってきました。

今の世界状況もそうですが、お互いを傷つけ合いたいわけではないのに、そうせざるを得ない状況に追い込まれていますよね。当時のアルメニアもそうでした。ティグランがチャーリーを殴るシーンは、本当に辛いシーンだったんですけれども、あれが真実なので必要でした。

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