(1)“犯罪者のファン”の心理を覗くスリラー『レッドルームズ』監督インタビュー 「この映画には100通りの解釈がある」 - (Page.6/11)
――ケリー=アンヌの“つかみどころのなさ”が印象的です。モデルの仕事とオンラインポーカーで生計を立て、ガラス張りの高層マンションで暮らすというライフスタイルもあまり一般的ではありません。この不思議なキャラクター像はどのように作られていったのでしょうか。
プラント監督:主人公のキャラクターを作り上げていく中で、私はだんだんとそれまでに行ったリサーチを手放していくようになりました。彼女を精神分析したり、過去のトラウマなどで説明したりすることで、“なぜ彼女がそのような行動をとるのか”という単純な答えを示したくなかったのです。
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