(1) すべての登場人物が愛おしい、ちょっとおかしな人生讃歌――映画『海辺へ行く道』横浜聡子監督・原田琥之佑・麻生久美子インタビュー - (Page.6/10)

 
映画、インタビュー

原作の漫画を読んだ時は、登場人物たちの表情があまり無いことがすごく面白くて、なんかこう、何が起こるか分からない不気味さを楽しみながら読み進めていた記憶があります。

――アートの様な表現、描き方の中に性的なものや暴力的なものが内包されていますよね。

麻生:原作の表情から想像して役を作ると、今みたいな寿美子さんにはなっていなくて、あんなに明るく無いんですよね。監督に「もうちょっと明るい方がいいですか?」と聞いたら、「そうですね、お願いします」ということだったので、こんな寿美子さんになっています。

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