映画『兄を持ち運べるサイズに』中野量太監督インタビュー「人はまず笑ってから、愛しさが深くなってグッとくるんだなと思うんです」 - (Page.4/12)
絵的にはあまり派手にはならないと思ったのでどうしようかな、と思いつつ、本自体はとても好きだったので、やりましょう。と。死んだお兄ちゃんをどう描くか、回想でやるのかな?とか難しいなとは思っていました。プロットを作ってから、原作者の村井理子さんに会いに行ったのか、その後にプロットを作ったのか、どちらが先かちょっと忘れてしまったのですが、村井さんとお話し出来たことが大きくて。原作に書かれていないエピソードがたくさん出てきたんです。そのお話を聞けたことと、お兄ちゃんを幽霊でも無く、回想でも無く、「作家さんの頭の中で想像したものが現れる」という形を思いついて、これはイケるかもと進み出しました。
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