――とてもタイトな撮影でいらしたのですね。

浅川：本当にギリギリのスケジュールで詰まっている様な感じで、「これは3,4時間押すかもしれないな…？」なんて思っていたのですが、思ったよりもどんどん撮影が終わっていって。すごいなと思ったのですが、三浦さんはどうでしたか？

三浦：「一発で成功しないと時間が無いから絶対これでで決めるぞ」と、プレッシャーを感じながらの撮影でした（笑）。でも、そのことが逆に僕にとっては良くて、じっくり考える時間がないからこそ迷わずに直感的にお芝居することが出来たんです。パトカーのシーンがあるのですが、待機していて、どう行こうか考える隙もなく「はい、行きましょう！」みたいな感じで。でもそれが一番リアルで、誠人の動揺を表現出来たと思います。何回もリハを重ねれば良いものが出来るわけでも無いということを実感しました。