研究者になれる場所―横浜市『神奈川県立図書館』で知的冒険を【ぶらり、図書館めぐり】 - (Page.3/10)
建築家・前川國男が設計を担当し、彼の事務所に所属していた、後に図書館建築のパイオニアと呼ばれる鬼頭梓が家具のデザインまで徹底的にこだわり、手掛けたことで知られています。旧本館は「本をしまう場所」から「学び合う場所」へと図書館の概念を変革しました。
2022年に開館した新本館は、旧本館の特徴的なデザインを受け継ぎ、光と風を感じさせる美しい外観が印象的です。ホローブリック(中空レンガ)の意匠は、有孔木(ゆうこうぼく)パネルを用いて現代的に表現され、本館が掲げる「価値を創造する図書館」のコンセプトを体現する空間が創り出されています。
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