(2) 映画『脛擦りの森』渡辺一貴監督&人物デザイン・柘植伊佐夫さんインタビュー「想像力を掻き立てる余地のある作品を作りたい」 - (Page.2/10)

 
映画、インタビュー

柘植:役者にとって寒さというのは、身体も自由に動けなくなりますし、あまり良くない条件です。物語の質感を損なわず、エッジの効いた解釈を残しながら、演じやすい環境も作りたいと考えました。どてらとゴム長靴を使うことで、「この場所は寒いのだな」と理解することが出来るし、「冬はこうやって生活しているんだ」という背景を感じさせることも出来たのかなと。

渡辺:どてらにゴム長靴を合わせることは、森の中の冬の装いとしてあり得るけれど、ちょっとした違和感も残ります。時間感覚が失われた場所に、現代でもよく使われている長靴が入ることで、魔境と現実、両方が入り混じった世界が作れるなと思いました。

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