(2)“犯罪者のファン”の心理を覗くスリラー『レッドルームズ』監督インタビュー 「この映画には100通りの解釈がある」 - (Page.2/10)
――本作に登場する法廷は、無機質な白い部屋で、被告は水槽の魚のようにガラスに囲まれています。こんな法廷を他の作品では見たことがないのですが、この作品のためにデザインされたものなのでしょうか。
プラント監督:モントリオール裁判所は、まさに角張ったブルータリズムの建築です。法廷ドラマで見慣れている木彫りの豪華な舞台とはかけ離れていますよね。私たちの法廷のセットは映画的にしてあります。無菌性を現実よりさらに高めているのです。夜に明るすぎるレストランのように、落ち着かない雰囲気で、居心地を悪くしたかった。
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